地域包括支援センターさのが第十三中学校ボランティア部に向けて認知症サポーター養成講座※を開催しました。
中学生にもわかりやすいよう、高齢者の現状をクイズ形式で紹介し、認知症に関する講義も図を使いながら行うなど工夫を凝らして説明していました。
講義内で一番盛り上がっていたのは「認知症寸劇」。包括職員が認知症高齢者と、コンビニ店員に扮して“認知症の方が買い物をする時によくある状況”を再現し、生徒に対応方法を考えてもらいました。笑いが起きながらも正しい対応を考えてもらうきっかけとなりました。
※ 認知症サポーター養成講座とは…認知症を正しく理解し、認知症の人や家族をできる範囲で支援する「認知症サポーター」を養成する講座。2005年から全国で展開され、約1500万人のサポーターがいます。
認知症になる理由のひとつとして、脳の病気であることを説明しています。脳の役割についても知る機会となりました。
寸劇の様子。地域包括支援センターさの職員の名演技が光っていました。
必要なことはメモを取りながら生徒の皆さんは講義を聞いていました。
「『認知症は怖いもの、治らないもの』と思っていたが、接し方によって症状が軽減することを知った」と生徒さん。良い学びの機会となったようです。(足立社協 東部地区担当)