足立区社会福祉協議会の総合ボランティアセンター(以下、ボランティアセンター)にて柿の会を取材しました。柿の会は毎月第2土曜日13時30分~16時までボランティアセンター会議室にて、野菜や花、季節を感じる絵手紙を作り、老人ホーム等に送る活動をしています。
2006年にボランティアセンターで開催された、「きっかけづくり講座」に参加された方々が立ち上げ「自分の好きな事で誰かを幸せにしたい」という想いを大切に13年間育んできました。
そう教えてくれたのはメンバーの1人、久保田さん。「絵手紙を通して自分の楽しみが誰かの喜びにつながる。ピーマンやなす、デコポンやブドウ、サザンカや水仙等、季節を感じる作品は皆さんの日常から生まれ、早朝の散歩の時、落ち葉や季節の変わり目に敏感になり、心地よい安らぎを感じられる」と言います。
続けることで上手くなる。野菜を描く時もヘタから描き始める、下手から入る、下手から上手くなる。失敗してもいい!そこをフォローしてくれる仲間達がいる。そこも柿の会の大きな魅力です。
昨日、今日、明日、変わりゆく毎日、移りゆく季節、当たり前なんて何もない。この毎日が大切であると教わりました。