足立区第一合同民生・児童委員協議会の視察研修に同行してきました。今回の研修テーマは「障がい者の就労支援」。クリームパンで有名な株式会社八天堂と社会福祉法人かずさ萬燈会(木更津市)が協働する取り組みを学びました。
訪問したのは就労継続支援B型事業所の「八天堂きさらづ」。利用者12名が施設内の工場やカフェで働いています。障がい者の経済的自立を考え、工賃10万円を目標にしているそうです。
両社の熱意と取り組みに皆さん感心しきりで、障がい者の自立生活について改めて考える良い機会となりました。
協働の経緯、就労支援の具体的な内容や課題をうかがいました。工賃は平均約5万円とのこと(工賃の全国平均は約1万5千円/令和4年度)。
工房でパン作りも体験しました。おいしいパンのほか、絵が得意な利用者のイラストを活用したシールもお土産コーナーで人気とのこと。
見学したパン工場では衛生管理が徹底されていました。衛生管理方法を利用者が理解しやすいよう、手順をイラストで示しているそうです。
地域の相談役として、他地域の取り組みも勉強されていました。民生委員さんに身近な相談ができることは心強いですね。(足立社協 千住地区担当)