「♪うーさーぎー追ーいし♪かの山~」と歌声が響きます。ここは、自主グループ「うたごえぽっぽ」です。地域包括支援センター保木間が開催する認知症本人ミーティング※で「声を出す場所が欲しい」という意見が出たことをきっかけにはじめた、自主的な集まりです。
回を重ねるごとに参加者も増え「80歳になって初めてピアノの伴奏で歌い、感激した」「夫婦で初めて参加した」と、皆さん毎回を楽しみにされている様子。
参加者の誕生月には、バースデーソングでお祝いし、大いに盛り上がりました。
※ 認知症本人ミーティングとは…認知症本人が集い、本人同士が中心となって体験や希望、必要なことなどについて語り合い、自分たちの暮らしや暮らしやすい地域のあり方について一緒に話し合う場のこと。
ピアノ伴奏、音楽指導は「ハートぽっぽ」の音楽療法士である島内さん。音程や速度を調節し、皆さんが楽しめるよう工夫しているそうです。
代表の司会で会は進みます。代表を中心としたスタッフが手作りした歌集を使い、この日は1時間で13曲を歌いました。
保木間にある児童デイサービス「ハートぽっぽ」の佐々木社長より、地域に貢献したいというご厚意で会場をお借りしています。
代表の川島さんは「下手がよい、下手で良い」とおっしゃり、何より楽しさを大切にされていることが印象に残りました。(足立社協 北部地区担当)